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田中 ハル

小さい頃、発達障害のあった自分はきっと育てにくい子どもだったのかもしれません。

当時は発達障害という名前は知られていない時代だったので、「変わり者」の自分は何をやるにも不器用。

失敗をするたびに親から酷い言葉や暴力や数時間にわたる閉じ込めを受けていました。

細かいことは今も言葉にすると涙腺が緩みます。

親の一挙手一投足が恐ろしく、しかし、時々話すのが

「お前は外ではいい子って言われる。特別な育て方してないのにね」

と上機嫌でした。

自分にとって「いい子」というのは呪いの言葉でしかありませんでした。

家で殴られても学校でいじめられても、ニコニコいつでもいい子。

それが自分でした。


小さい頃の当たり前が、本当は当たり前じゃないと気づくのにずいぶん時間がかかりました。

当時の痛い辛い思い出が凄まじい勢いで頭の中をめぐり、言葉を失いました。

それからあまり時間も経っておらず、傷は癒えていえません。

それでも前へ、どっちが前なのか分からなくなる時もありますが、それでも前へ。

そんな思いで「虐待サバイバー写真展」を立ち上げました。


どうか写真と、写真の奥にあるもの「まなざすもの」を観てください。

自分は生きています。

これからも、何があっても生き続けます。


虐待サバイバー写真展

親からの虐待を経験し、傷つき怒り絶望して、それでも親の手から生きのびたサバイバー達の「生きている」写真を撮っています。 これから先の道に希望が満ちていくような願いを込めて作ったサイトです。 被写体になってくれる方、募集しています。