写真展開催の寄付が約18万円に!

今年11月に『虐待サバイバー写真展』を渋谷の画廊で開催する予定で、その予約金として半金に相当する8万6,670円をまかなう寄付を呼びかけてきました。


渋谷のギャラリーを借りて展示を4日間行うことを想定し、マスコミの方や知人のアーティスト、キュレーターなどの方、3桁にのぼる数の招待状を送り大きな展示をする予定でした。


もっとも、渋谷での開催は、画廊レンタル代として17万円ほどかかります。

招待状だけでも、ばかになりません。

撮影・機材・展示・演出など開催にかかる総コストは60万円以上にのぼり、頭を痛めておりました。


そうした中、たまたま虐待サバイバー写真展実行委員会で写真展の被写体12人目で、埼玉で子どもシェルター設立を目指す団体「ほわいとらびっとはうす」代表の春華未来さんが、あるアイディアを下さいました。


「埼玉県さいたま市浦和区で写真展を開催しませんか?

色々人を集めるアイディアや知恵があります」と。


そこで私は、「虐待サバイバー」という認知度の低い言葉と実情を広げていくには、小さな分母から広げたい、と思ったのです。


「田中ハルという人がいてね、その人は小さな頃からずっと親から叩かれたり、閉じ込められたり、ひどい言葉を浴びせられて死にそうになりながら大人になったんだ。その大人になった田中ハルは、社会に出てどう生きたと思う?」


そう個人的に問いかける形の方が、虐待サバイバーを知ってもらえると思いました。

強い実感のこもった個人の写真とメッセージが15人分。

内容がとても濃いものになります。


そこで、写真展を「ほわいとらびっとはうす」の一部門の事業として行うことに決めました。

「ほわいとらびっとはうす」は行政と事業を行っており、公共施設を使うため、画廊レンタル代がほぼかかりません。

また、写真展の期間中のイベント会場も、埼玉なら低コストで実施できます。

すると、写真展の開催コストは、40万円ほどに圧縮できます。

(※コストの概要は、この記事の最後の画像をご確認ください)


おかげさまで、ネット市民からの寄付の〆切日である5月26日(日)までに、17万9000円の寄付が集まりました。

以下の画像は、寄付された皆様からのお振込のようすです。

(※寄付者の方は、振込日と金額でご自身の振込を確認できます。3ケタの端数は、それ以前の振込手数料や利息の残り。また、1000円を振り込んだ方で、後から返金された方がいるため、冒頭の一部に加算と見合わない数字になっているところがあります)



みなさまからいただいた寄付は、展示会場は変わるものの、目的通りの使い方をさせていただきます。


開催コストにはまだ22万円以上も足りていませんが、ネット上の寄付と並行し、6月からクラウドファンディングを開始し、10万円程度を調達する予定です。


なお、寄付先の口座は今後、今一生さんの口座から、「ほわいとらびっとはうす」のご協力により、この写真展の開催プロジェクトの新規口座へ移します。


新規の口座については、『虐待サバイバー写真展』の公式サイトを近日中にオープンしますので、そこで公開します。


新口座の発表までは、従来通りの口座までご寄付を受け付けます。

11月の開催まで、寄付によって調達できた資金で具体的に何を買えたのか、スタッフとの打ち合わせで何が決まったのかなども、写真で紹介しながら報告していきます。


今後とも開催コストの圧縮に努力していきますので、以下のコスト概算をご覧の上、ほんの少しだけお力をお貸しください。




(※画像をクリックすると、拡大して見ることができます)

虐待サバイバー写真展

親からの虐待を経験し、それでも親の手から生きのびたサバイバー達の「生きている」写真を撮っています。 これから先の道に希望が満ちていくような願いを込めて作ったサイトです。 15人の被写体の方の応募は締め切っています。この後、虐待サバイバー写真展は、書籍化、実際の写真展に向けて動き出します。