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浅間 千代

私たちは何のために生まれ、

何のために生きているのでしょうか?


昨今の虐待のニュースは、

とても心痛ましいものがあります。、

そして、私が保護された当時と比べて

実は、さほど変わらないのではないかと

何も変わっていないのではないかと感じることが多々あります。


私は育児放棄とあらゆる暴力から保護されるのに

警察に通報してから半年かかりました。

生きた心地のない半年でした。

今もなお、一部では同じように生きた心地をしない状況で

脅かされながら暮らしている方がいると思うと、

なぜ、こんなにも私が保護された時から時間が経過しているのに

こういったシステムが変わらないのか憤りさえ感じます。


あなたの命は、あなたのものであり、

誰かのものではありません。

命を、心を脅かすようなことはあってはならないのです。


祖父母だから、親子だから、兄弟・姉妹だから、

義理でも家族だから傷つけていいなんて許されることではないのです。


そして、たくさんのつらい思いをしてきたあなたの未来が

これからの時間が穏やかなものであり

色鮮やかな美しいものでありますように。

虐待サバイバー写真展

親からの虐待を経験し、それでも親の手から生きのびたサバイバー達の「生きている」写真を撮っています。 これから先の道に希望が満ちていくような願いを込めて作ったサイトです。 15人の被写体の方の応募は締め切っています。この後、虐待サバイバー写真展は、書籍化、実際の写真展に向けて動き出します。