「前へ 虐待サバイバー写真展」終了しました

11月1日から4日に「一歩前へ」

11月8日から10日に2ヶ所で「共に前へ」

と題した虐待サバイバー写真展が無事終了いたしました。


多くの方が来てくださいました。

そして予想以上に長く長く写真とメッセージを見てくださり、予想以上に感想を直接くださいました。


実行委員会、ボランティア一同で「虐待サバイバーとは」という話、

みんな柔らかい表情をしているけれど実は子ども時代に辛い思いをして今も苦しんでいる話、

それでも前へ進もうとしている話などをさせてもらいました。


お客様も様々な感想をくださいました。

プライバシーがあるので少し言葉を変えますが、

「虐待された後の人のことは考えたことなかった」

「みんないいお顔してるのに大変な思いをしたのね」

「私、あれは虐待だったのかもしれない」

「ハルさんに撮ってほしい」

など、本当はもっともっと書き切れないほどの嬉しかったりハッとする言葉をいただきました。


また、加藤のりこさんの石膏像にレシートを貼っていくインスタレーションとのコラボも嬉しかったです。


山寺香様の講演会はとても実りある話を聞けました。

あれだけの大きな事件が虐待の1ケースにすぎず、そしてその1ケースに多くの問題と、大人が本来やらないといけないことについて議論にもなりました。

そして少年Aさんへの支援がこれからも続くことを願っています。


自分とココシバ店長小倉様と文筆家中園さんとの対談も、失語症が出ながらも伝えたいことは伝えられたと思います。小倉さんの司会のうまさに感嘆しました。

アプリュス芝スタジオではオープンスタジオに来た、全く写真展に気づかなかった人にも来てもらい、虐待サバイバーの認知につながりました。


当初の目標である

「虐待サバイバーが孤立しないで繋がる」

「虐待サバイバーを知ってもらう」

「一人ひとりに丁寧に伝えていく」

という目標はしっかり達成できたと実行委員会みんな実感しています。


「一歩前へ」の会場で子どもが楽しく遊んでる姿。

他の団体様やアーティストさんなどと繋がりができたこと。

想像以上の人たちがこの写真展をこれからも続くことを望んでいること。

これらのことも大きな実りでした。


初めは都内で単発でやるつもりだった写真展でしたが、埼玉の市民活動団体「ほわいとらびっとはうす」さんと組んで、実行委員形式にして色んな方に協力してもらいやり遂げた写真展でした。


一人じゃ生きていけないし、一生トライ&エラーで学びの繰り返しだということ、人は動けば何かを達成できることを体感したことは、これからの自分にとって大きな根っことなると思います。


来ていただいた皆様、寄付をしてくださった皆様、色々な場面で拡散したり話題にしてくださった方々、助言や叱咤や励ましをしてくださった方、会場を貸してくださった方々、多くの方に虐待サバイバー写真展実行委員長として、心から感謝申し上げます。


本当にどうもありがとうございました。


まだやることがあります。

  • 皆様からいただいた寄付金の使用用途をお知らせすること
  • 残った寄付金の使用用途について


丁寧に説明させていただきます。

よろしくお願いします。

虐待サバイバー写真展

親からの虐待を経験し、それでも親の手から生きのびたサバイバー達の「生きている」写真を撮っています。 これから先の道に希望が満ちていくような願いを込めて作ったサイトです。 15人の被写体の方の応募は締め切っています。この後、虐待サバイバー写真展は、書籍化、実際の写真展に向けて動き出します。