埼玉県から、「地域」という単位から波を


「虐待サバイバー写真展」の開催地を東京から埼玉県に変更した経緯については前回のブログでお知らせしました。


その話をもう少し詳しくお話しします。


人が人のために、身近な人のためにうごくにはそれなりの動機が必要です。

その動機が「日本のため」「全国の子どものため」となると分母が大きくて大変そう。


でも「近所の〇〇君のため」「友達の娘さんのため」「うちの子の学校のクラスメイトのため」となると、どうでしょう?


今回埼玉県で子供シェルターを作ることを目標とした団体、「ほわいとらびっとはうす」の一事業として写真展を行うと話しました。

代表の春華未来さんは近所のお店の人や住んでいる人たちに「こんにちはー!」とニコニコしながら挨拶をします。

街頭で歌っている若者に「あー!元気ー?」と楽しそうに会話をします。


「あ、地域社会ってこういうことだよなぁ」と静かに感動しました。


地域社会って言葉。

聞かなくなってどれほどになるでしょう?

もちろん残ってるところはありますし、近所にもあります。

でも埼玉県で、「写真展の開催場所として」見つけることができました。


挨拶から始まってひとりひとりと繋がり、広がっていく。

虐待サバイバーのつながりと認知も、同じように挨拶から始まる感じで柔らかく丁寧に広げたいと思っているのです。


もちろんテレビや新聞、雑誌など大きなマスメディアさんには「虐待サバイバー写真展」を広めてくださいました。

それはとても大きな意義のあることで、取材を受けさせてもらいました。


そして自分は自分の役割として「地域からの問題提起」「地域からの取り組みの提案」をしたいのです。


その活動をぜひ縁をいただいた埼玉県で実践してみたいのです。


そしてその活動を埼玉から発信して全国へ広げていく。


アットホームなお店を展示場としてお借りします。

そのお店のある商店街も一緒に協力を仰ぎたいと思います。


公共施設もお借りして多くの市民の方に写真展を見ていただきたいです。


何しろ重いテーマです。

でも「前へ」進めるような展示にします。

多くの人に振り向いてもらうための色々なアイディアを実行したいと思います。


メインは写真です。

写真を通じて、当事者のメッセージを通じて感じてください。

虐待サバイバー写真展

親からの虐待を経験し、それでも親の手から生きのびたサバイバー達の「生きている」写真を撮っています。 これから先の道に希望が満ちていくような願いを込めて作ったサイトです。 15人の被写体の方の応募は締め切っています。この後、虐待サバイバー写真展は、書籍化、実際の写真展に向けて動き出します。