0003

大谷 健児

いまはボロボロでも  泥だらけでもいい

深く傷ついていても  転んだままでもいい

無理して優しさを投げなくても  笑顔になれなくても

でも 覚えていてほしい

あなたは もっと 大事にされていい

あなたは もっと 自由でいい

あなたは もっと 愛されていい

かなしみが似合ういのちなんて  どこにもないから

傷つくために生まれる魂なんて  どこにもないから

あなたは もっと 大事にされていい

あなたは もっと 自由でいい

あなたは もっと 愛されていい

ほんの少しだけでいい その重かった扉  開けてみて

差し込んでいた 光の優しさに きっと気付くはず

傷みから歩き出すあなたを 遠くで見まもっている

たった一つの 空の下から  

生きていてくれて ありがとう

虐待サバイバー写真展

親からの虐待を経験し、それでも親の手から生きのびたサバイバー達の「生きている」写真を撮っています。 これから先の道に希望が満ちていくような願いを込めて作ったサイトです。 15人の被写体の方の応募は締め切っています。この後、虐待サバイバー写真展は、書籍化、実際の写真展に向けて動き出します。